称名寺 神奈川のパワースポット-真言律宗の別格本山-イパネマおやじ
称名寺(しょうみょうじ)は、神奈川県横浜市金沢区にある真言律宗の別格本山です。京急線の「金沢文庫駅」から、住宅街などを通って徒歩12分程の、緑と海に囲まれた自然豊かな「称名寺市民の森」の中にあります。海に近く、金沢三山の金沢山を中心とした称名寺市民の森に囲まれた森の中に鎮座しています。※ 真言律宗:空海が中国から伝来したと伝えられている仏教の一宗派。(真言宗とは異なる)
「称名寺市民の森」は国指定史跡になっていて、緑豊かな森の中の金沢山頂上にある八角堂広場からは、遥か遠方まで見渡せます。北西方面は円海山が望め、東の方向は金沢シーサイドラインの海の公園駅から「八景島シーパラダイス」一帯、そして東京湾から房総半島まで望める場所にあります。公園内には「神奈川県立金沢文庫」があり、通常の寺院の境内ではなく広大な公園の中に、称名寺の境内があるというイメージです。春は桜、秋には紅葉など季節の花木が鑑賞でき、さらに海の公園へも近く市民の散歩コースとして親しまれています。
称名寺の西方向は山で東方向には海がある
惣門(赤門):公園内の赤門の内側が称名寺境内
参道:
仁王門:
境内の風景:
阿宇ケ池と反橋:
広大な浄土式庭園を有する
称名寺の御本尊
弥勒菩薩像:
称名寺のご利益
家内安全、厄除け
境内社 または遺跡(建造物など)
- 金銅装宝篋印塔:国重要文化財
- 弥勒来迎板絵:国重要文化財
- 称名寺絵図並結界記:国重要文化財
称名寺の由緒
- 金沢山(きんたくざん)称名寺は、鎌倉幕府の北条氏一門である金沢北条氏の始祖北条実時の邸宅内に建てた持仏堂(阿弥陀堂)が起源とされています。その子北条顕時の代に堂が建てられ、孫の北条貞顕の代になり現在の庭園の基である浄土式庭園が完成しています。その後、審海上人妙性律師が真言律宗寺院として開山、元享3年(1323)には大伽藍も備わっていたとされます。
- 鎌倉幕府が滅亡し、大伽藍も消失して寺運も衰退していった。その後、江戸時代になり大規模な復興が実現し、現存する建物が建てられたとされる。徳川家康より寺領100石の御朱印状も拝領していたとされる。
備考
- 東国八十八カ所霊場75番:川崎市、横浜市、鎌倉郡地域にある弘法大師八十八カ所を巡る霊場。
- 金沢三十四所観音霊場1・2・3番:かって武蔵国久良岐郡とされていた横浜市金沢区、磯子区、湘南地域にある34ケ寺を巡る霊場。
称名寺の基本情報
- 名称:金澤山 / 弥勒院 / 称名寺 / 真言律宗
- 所在地:神奈川県横浜市金沢区金沢町212ー1
- アクセス:【電車・バス】京浜急行本線「金沢文庫駅」より徒歩12分。金沢シーサイドライン「海の公園柴口駅」または「海の公園南口駅」より徒歩10分。
- 駐車場:なし(周辺の有料駐車場を利用)
- 主催ホームページ(横浜金沢観光協会):コチラ より