明月院 神奈川のパワースポット-あじさい寺と呼ばれる-イパネマおやじ
- 明月院は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある臨済宗建長寺派のお寺です。長谷寺と並ぶ鎌倉随一のアジサイの名所として有名な寺院でもあります。街並みや雰囲気は、鎌倉駅周辺の持つ賑やかさや喧騒とは一線を画する閑静な趣があります。JR線で東京方面から来ると、鎌倉駅の一つ手前なのでどちらで降りるか迷うところですね。とはいえ、北鎌倉にはアジサイの名所と呼ばれるお寺が、数か所あるので初夏になると多くの観光客が多数訪れる町です。
- その中でも、明月院は2500株余のアジサイの他にも季節ごとの花木が境内を彩るので、鑑賞のためにも一度は訪れたい場所です。鎌倉駅周辺のような商店街もなく、アジサイの開花シーズン以外は静かな時間が流れていので、ユッタリと散策を楽しまます。
江ノ電鎌倉駅と駅舎:鎌倉駅前小町通りと鎌倉まつり(下の画像)
明月院入口:
明月院総門:
桂橋から望む山門と鎌倉石の階段:
明月院六地蔵:
本殿にある丸窓:悟りの窓
開山堂:密室守巌像が祀られている
赤地蔵:
月笑軒:明月院の茶屋でお抹茶を楽しむことが出来る
アジサイ寺と呼ばれる
明月院の御本尊
聖観音菩薩坐像:
明月院のご利益
勝負運:
身体健康:
病気平癒:
境内社 または遺跡(建造物など)
- 明月院の本殿:扁額には方丈と書かれている。
- 北条時頼公墓所:
- 鎌倉十井の瓶の井:鎌倉にある十か所の井戸で内部が水瓶(みずがめ)のように膨らんでいることから名付けられた。
明月院の由緒
- 明月院は、平安時代末期の永暦元年(1160)平治の乱で戦死した首藤刑部大輔俊道(山ノ内俊道)を菩提を弔うため、その子山ノ内経俊により創建された「明月庵」が起源とされます。その後、鎌倉時代中期の康元元年(1256)、第5代執権北条時頼が出家のため当地に最明寺を建立しました。しかし37歳で亡くなり、その子北条時宗が最明寺を基に、蘭渓道隆を開山として禅興寺を再興しました。さらに時は流れ、康暦2年(1380)、足利氏満から禅興寺中興の命を受けた関東管領上杉憲方は、寺院を拡大し塔頭も建てました。この時、「明月庵」は「明月院」と改められた。明月院は上杉憲方が開基、密室守巌が開山したとされます。因みに、禅興寺は関東十刹の一位となったが、明治初年に廃寺となり明月院だけが残り現在に至っています。
- 当時の鎌倉の中心部からは山一つ隔てた場所にあったので、山間の小さな集落でした。そんな中、北条泰時により巨福呂坂が開かれると、今までの様相は一変したようです。鎌倉五山制度が創設され、五山一位の建長寺や第二位の円覚寺、第四位の浄智寺が次々と創建されて、鎌倉武家文化独自の仏教文化が広まっていきました。
備考
鎌倉三十三観音霊場30番:江戸時代に成立した鎌倉三十三箇所を基にして大正時代に制定。鎌倉市中心部を対象とした三十三観音菩薩を巡礼する。
明月院の基本情報
- 名称:福源山 / 明月院 / 臨済宗建長寺派
- 所在地:神奈川県鎌倉市山ノ内189
- アクセス:【電車・バス】JR横須賀線・湘南新宿ライン「北鎌倉駅」より徒歩10分。
- 駐車場:なし
- 主催ホームページ(鎌倉市観光協会):コチラ より