三渓園 神奈川のパワースポット-季節の花が観賞できる庭園-イパネマおやじ
三渓園は、横浜市本牧にある散策型の日本庭園で、季節の移り変わに応じて開花する花木が観賞できる人気スポットです。特に白梅・紅梅・臥竜梅・緑萼梅など600本余の梅の木があり、毎年2月になると「観梅会」が開催されます。他にも、春の桜から始まりツツジなど多くの季節の花木から、秋の紅葉まで見所タップリの人気スポットです。
近くの本牧の街並み
広大な敷地の中に池があり、その周囲には鎌倉や京都から移築された重要文化財を含む歴史的な建造物が17棟が配置されています。自然の植物が鑑賞できるとともに歴史的な建造物もあるスポットです。
園内の植物と風景
旧西方寺御門:京都東山の西方寺にあった薬医門。横浜市有形文化財指定
聴秋閣:徳川家光が京都の二条城に建てたものを移築
旧臨春閣:紀州徳川家の別荘・巌出御殿だとされる。国の重要文化財指定
旧燈明寺本堂:戦後に移築されたもので国の重要文化財に指定
旧天瑞寺寿塔覆堂:豊臣秀吉が建てたもので国の重要文化財指定
庭園の風景
旧燈明寺三重塔:
旧原家住宅・白雲邸:三渓園の創始者・原三渓が建てた住宅
園内の石仏
春草蘆(しゅんそうろ):織田信長の弟・織田有楽が建てたとされる茶室
横笛庵:横笛は高倉天皇の中宮「建礼門院」に使えた女性
美しい庭園と歴史的建造物がある
三渓園の由来
- 明治時代の実業家である原富太郎が創設した庭園です。原富太郎は、生糸貿易により莫大な財を成した明治の実業家です。明治の大隈内閣の財政諮問委員や横浜興信銀行(後の横浜銀行)の初代頭取も勤めています。庭園名の「三渓」は、創設者の原富太郎が茶人としても有名で号を三渓と称したことに由来しています。
- 明治39年(1906)に市民に一般公開されていますが、その後も私材を投じて少しずつ建造物や古美術品などの収拾を続けられたといいます。残念ながら、古美術品の多くは第二次大戦の混乱で消失しています。原富太郎が個人で購入した土地に、収拾した歴史的建造物17棟を配置して造園されました。17棟ある建造物の中には、重要文化財10棟に横浜市指定有形文化財3棟を含んでいます。その後、昭和28年(1953)に財団法人山渓園保勝会が設立され、庭園の管理運営をして現在に至っています。
三渓園のご利益
恋愛成就・縁結び
パワースポット
横笛庵:横笛は高倉天皇の中宮「建礼門院」に仕えた女性で、平清盛の長男重盛の家臣斎藤時頼(滝口入道)との恋が悲恋に終わったという由来がある。横笛が他人の恋が実ることを願って、滝口入道から寄せられた千束の恋文で己の像を作り、横笛庵に安置したとされます。この像は「縁結びの像」として知られていたが戦争により消失してしまいました。現在は、建物の横笛庵が残っています。
三渓園の基本情報
- 名称:三渓園
- 所在地:神奈川県横浜市中区本牧三之谷58ー1
- アクセス:主催ホームページを参照
- 駐車場:有り(有料)
- 主催ホームページ:コチラより