等々力不動尊・等々力渓谷 東京のパワースポット

本堂
  • 世田谷区の静かな住宅街の中を、多摩川水系の一級河川である谷沢川が、深い渓谷になっている個所を、約1kmにわたって静かに水が流れている場所が等々力渓谷です。都内23区内唯一の渓谷は、武蔵野の代表的な植物やシダ類が生い茂っています。都内の名勝と評される自然地理は、東京都の西端に連なる国分寺崖線の最南端に位置します。国分寺崖線とは、古代より多摩川が南へと流れを変えて行く過程で、武蔵野台地を削り取ってできた河岸段丘の連なりです。崖線全体に湧水が多く、市街地の中にありながら野鳥や小動物の生活空間となっていて、貴重な自然環境を維持しています。
  • その等々力渓谷に隣接して「等々力不動尊明王院」があります。東急大井町線・等々力駅で下車すると駅前に「等々力渓谷への道順」と表示された看板がありました。南の方へ3~4分歩くと成城石井があり角を右折すると、一般道の途中に等々力渓谷の入り口があります。車だと、目黒通り沿いに等々力不動尊の山門があり脇に無料駐車場もあります。渓谷に沿って遊歩道を歩いていくと、「不動の滝」や「地蔵・観音像」、「稲荷堂」などがあり、更にその先には階段があり、上って行くと等々力不動尊の境内に出ます。

本堂

本堂:

都内唯一の渓谷にあるパワースポット

  • 等々力不動尊の御本尊
  • 不動明王像
  • 等々力不動尊の御利益
  • 厄除け:
  • 健康長寿・無病息災:
  • 金運・財福・商売繁盛:弁天堂明王台のお堂には弁財天が祀られている。
  • パワースポット
  • 等々力不動の滝:
  • 等々力渓谷横穴古墳:古墳時代に掘られたと推察される。横穴はお墓で、近くには土器が供えられている。

山門

山門:入り口には「瀧轟山」の扁額が掲げられている。

参道

参道と手水舎:

香炉

香炉:境内の中央にある。

境内から渓谷へ

境内から渓谷への階段:階段下にも手水舎がある。

不動の滝

不動の滝(左):等々力不動尊の発祥の起源になった最大のパワースポット。かって修行僧の霊場だった。地蔵像と観音像(右):不動の滝の傍らに佇まれています。

渓谷の風景

渓谷の清流:水流沿いに遊歩道がある。

稲荷堂

稲荷堂:正一位稲荷台明神と不動明王が祀られている。

稚児大子堂

稚児太子堂:本堂から階段を降りた場所にある。幼い頃の弘法大師が祀られている。

渓谷の風景

渓谷の風景:右手の赤い橋は「ゴルゴ橋」住宅地への連絡橋。

渓谷への階段

階段:一般道から渓谷へ下りる。等々力駅から2分の場所にある。等々力不動尊明王院の山門へは5分。

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等々力不動尊の由緒

  • 真言宗智山派寺院の等々力不動尊明王院は、滝轟山と号して等々力万願寺の別院です。7世紀後半頃に、山岳修行道の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)本名は役小角(えんのおづぬ)が霊夢を見、不動尊を彫られた。そして、800年前に和歌山根来寺の興教大師が、ある夜夢を見て「武蔵野国調布の丘」に不動尊を祀るよう告げられたのが起源。興教大師は像を背負い「調布の丘を経巡り、此の地に来たり、澤泉を山頭より湧き出るを見、併も山頭の辺り瑞雲霊愛雲建す。大師はその霊地なるを悟り、一宇を建立す。」と開基の由来が綴られている。
  • 本堂は江戸末期の建立で、拝殿は昭和27年、山門は昭和43年8月の万願寺改築の折に移築された。境内から渓流へ降りる階段の途中にある「身辺第菩薩」には役行者の諡(おくり)で、行者を祀ってある。階段を降りると二条の不動滝があり、現在でも、行者が白衣を着て滝に打たれて修行をする姿があるらしい。古くは、滝には相当の水量が流れ、爆音が轟いたので「とどろき」の地名が生まれたという伝説が残っている。
  • 関東三十六不動霊場17番:南関東地方にある36箇所の不動尊像を巡礼する札所で、昭和61年に開創している。(※ 南関東地方:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)
  • 玉川八十八ケ所霊場33番:旧荏原群・橋樹群・都筑郡・多摩郡世田谷領の4つの郡からなる八十八箇所霊場で、明治時代には多くの巡礼者で賑わった。大正時代初期に廃寺となっていたの新装して、札所とすると再び賑わいを取り戻し、昭和48年に現在の札所になった。

等々力不動尊の基本情報

  • 名称:等々力不動尊 / 院号・明王院 / 真言宗智山派
  • 所在地:東京都世田谷区等々力1ー22ー47
  • アクセス:東急・大井町線「等々力駅」徒歩5分(等々力渓谷側へは2分)
  • 駐車場:有り(午前9時~午後4時)収容台数は少ない。定刻には閉鎖される。
  • 主催ホームページ:コチラから

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