豊川稲荷東京別院 東京のパワースポット-仏教系のお稲荷様-イパネマおやじ
- 豊川稲荷東京別院は、都内港区元赤坂にある曹洞宗の寺院です。一般的にお稲荷さんといえば、御祭神に「宇迦之御魂神(うかのみたま)」を祀った神社のことです。名称が「稲荷」だと一般的には神社だと勘違いしやすいのですが、実は寺院なんですね。御本尊の「豊川吒枳尼眞天」が、稲穂を担いで白い狐にまたがっているところから「豊川稲荷」が通称になったそうです。愛知県豊川市にある「豊川稲荷」の数ある別院の中でも唯一の直轄別院です。
- 稲荷神とは、稲を象徴する穀霊神・農耕神のことで、親しみを込めてお稲荷様、お稲荷さんと呼ばれています。稲荷神は、大別して神道系と仏教系があります。神道系は、伏見稲荷大社や茨城県の笠間稲荷神社、佐賀県の祐徳稲荷神社などが代表的な神社です。一方の仏教系は、愛知県の豊川稲荷や岡山県の最上稲荷などがあります。
本尊は豊川ダ枳尼眞天
青山通りに面して、赤坂御用地に隣接している
赤坂通りの対面には羊羹で知られる「とらや」がある
豊川稲荷東京別院 山門
境内には銀杏が黄金色に色づいている
豊川稲荷東京別院 本殿
本殿の前に鎮座する白狐
豊川稲荷東京別院 奥の院
豊川稲荷東京別院 大岡廟
豊川稲荷東京別院 招福利生大黒天
豊川稲荷東京別院 叶稲荷
豊川稲荷東京別院 融通稲荷
豊川稲荷東京別院 三神殿:中央には宇賀親王 左には徳七郎稲荷、右には太郎稲荷が並ぶ
豊川稲荷東京別院 三神殿:左は太郎稲荷 右は徳七郎稲荷
左は大黒天 右は弁財天
左は摩利支天 右は福禄寿
豊川稲荷東京別院 霊狐塚
豊川稲荷東京別院 子宝観音
豊川稲荷妙厳寺の東京別院
豊川稲荷東京別院の御本尊
豊川ダ枳尼眞天(とよかわだきにしんてん):吒枳尼眞天はインドの古代民間信仰に由来する仏教の女神。日本では、稲荷信仰と習合して同一視されるようになった。
豊川稲荷東京別院の御利益
- 家内安全:「奥の院」願いの叶ったお礼として、奉納されたのぼりが参道に立ち並んでいる。
- 財宝運:「融通稲荷」金銀財宝の融通が叶うという尊天さま(正式名は南無如意宝生尊天)。
- 縁切り:「叶稲荷」因縁除けの守護神。地相・家相・方位・厄などすべての悪縁を取り除いて、開運招福が授かる尊天様。
- 招福:「招福利生大黒天」豊川稲荷の鎮守豊川ダ枳尼眞天の化身。災難を除き招福が叶う。
- 子宝・子孫繁栄:「子宝観音」子供の誕生と子孫繁栄を祈願する。
- 技芸運:「弁財天」七福神の中の紅一点で、一般的には弁天さまと呼ばれる。音楽、弁才、知恵を司る神様。金運:「融通稲荷」には金銀財宝の融通か叶うとされる「南無如意宝生尊天」が祀られている。
境内社
- 融通稲荷:「南無如意宝生尊天」をお祀りしてある。真剣に願いを込めてお参りすれば、金銀財宝の融通が叶うという御利益がある。お堂の中に、10円玉の入った「融通金」が置いてあり、自由に持ち帰ることができる。願いが叶った時や1年後などに、お気持ちを添えて返納すると運気が上がるとされています。
- 弁財天:音楽、弁才、知恵を司る神様の弁天様が祀られている。
- 叶稲荷:因縁除けの守護神「叶稲荷尊天」をお祀りしている。土地・家・方位・厄など全ての悪縁を切って禍事災難を取り除いてくれる。断ち切るとともに、開運招福も授けていただけるそうです。
- 大黒堂:「招福利生大黒天」が祀られている。災難を除き、多くの福を招く御利益がある。
- 七福神:恵比寿天、大黒天、布袋、弁財天、寿老人、福禄寿、毘沙門天の七体が境内に点在。
パワースポット
大岡廟:江戸時代に政務を励行した名奉行「大岡越前守忠相」の位牌が安置さている。豊川稲荷東京別院の起源は、江戸時代中期に大岡越前守忠相が豊川稲荷 妙厳寺から「豊川吒枳尼眞天」を勧請して、屋敷稲荷として自邸で祀ったのが由来。
豊川稲荷東京別院の由緒
- 豊川稲荷東京別院の起源は、文政11年(1828)に、三河国西大平藩主で、名奉行として名高い大岡越前守忠相が、藩地で崇敬していた三河國豊川村曹洞宗妙嚴寺の「豊川吒枳尼眞天」を勧請して、屋敷稲荷として江戸の自邸で祀ったのが由来とされる。
- 明治20年に邸内の「豊川枳尼眞天」を奉遷して、当地で豊川稲荷妙嚴寺の東京別院になったといいます。
豊川稲荷東京別院の基本情報
- 名称:豊川稲荷東京別院 / 山号・圓福寺 / 宗派・曹洞宗 / 正式名・豐川閣妙嚴寺(とよかわかくみょうごんじ)
- 所在地:東京都港区元赤坂1ー4ー7
- アクセス:東京メトロ丸の内線・銀座線「赤坂見附駅」、東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」各駅とも徒歩5分
- 駐車場:なし(近隣に有料駐車場あり)
- 主催ホームページ:コチラより