石浜(石濱)神社 東京のパワースポット-旧石浜庄・橋場村の鎮守-イパネマおやじ

社殿

石浜神社(いしはまじんじゃ)は、東京都荒川区南千住に鎮座する神社です。江戸時代には、日光街道の宿場町として発展した南千住の町は、近代になりレンガ工場をはじめ多くの工場が立ち並ぶ工業地帯になりました。更に、石炭の集積場から貨物の集積場へと移り変わっていきます。そして、徐々に住宅が立ち並ぶ住宅密集地となりました。

住宅の増加と共に、旧国鉄用地跡などが再開発され大きく変貌を遂げました。民間や公営の住宅供給公社などが建設した、高層タワーマンションなどが立ち並ぶ魅力ある街となっています。隅田川に近く、公園や自然の環境豊かな場所に鎮座しています。

南千住駅

最寄り駅の南千住駅:近くを流れる隅田川

隅田川の風景

神社 仕切りライン小

一之鳥居

一之鳥居:参道入口の大きな鳥居。荒川区登録有形文化財指定

笠木はカマボコ形

参道入口の二つの鳥居:最上部の笠木の形が全国でも珍しいカマボコ形

社殿

参道から社殿を望む:途中に立つ注連柱には「修理固成 光華明彩(しゅうりこせい こうかめいさい)」の文字が刻まれている

招来稲荷神社

真先稲荷の奥宮の招来稲荷神社と白狐祠・富士塚・庚申塚

神社 仕切りライン大

 旧石浜庄の橋場村の鎮守

石浜神社の御祭神

天照大御神(あまてらすおおみかみ)

豊受大御神(とようけのおおみかみ)「

石浜神社のご利益

開運:

勝運:

商売繁盛:

縁結び:

境内社

江戸神社・北野神社・妙義八幡神社・寿老神・宝得大黒天・真先稲荷神社の相殿

招来稲荷神社(真先稲荷神社の奥宮)、白狐祠、富士塚、庚申塚(並んで鎮座)

麁香神社(あらかじんじゃ)

備考:浅草七福神の一柱の寿老神を祀る

例祭日:5月下旬

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石浜神社の由緒

当社の掲示による由緒:

当社は、聖武天皇の神亀元年(724)9月11日、勅願によって鎮座され、以来1297年の歴史を持っています。文治5年(1189)、源頼朝の奥州征討に際しての社殿の寄進、弘安4年(1281)、蒙古襲来の折、必勝を祈念しての、鎌倉将軍家お取り次ぎによる官幣(かんぺい:天皇から神に捧げる礼物)のご奉納などを経て、中世初めには大社としての発展を見ました。殊に、千葉氏、宇都宮氏などの関東武将の信仰は篤く、関八州より、多くの参詣者を集めたと、伝えられています。

東に隅田の大川、西に霊峰富士、北に名山筑波といった名勝に恵まれ、江戸近世における社運はさらに隆昌、『江戸名所図会』(※)などにも大きく納められるところとなり、「神明さん」の通称のもと、市民の間にその名を馳せました。明治5年(1872)、郷社に格付けされ、以後、時の流れと共に名称などに変化はあったものの、ご神徳・社運の輝きはいよいよ高く、今日に及んでおります。

新編武蔵風土記稿による由緒:

神明社:村の鎮守なり。石濱神社朝日皇太神宮と称す。祭神は天照太神月読の尊なり。社地の外十石一斗の地を社領に免除せらる。当社は神亀元年九月十一日此地に鎮座すと云。例祭九月十六日社地にて生花の市あり故に生花祭と云。

末社:天満宮。社地の内にあり。随神門を構へ別に一区をなせり。明和四年六月五日高辻大納言家長勧請す。則同人の扁額あり。

妙義:御霊二。力明神。以上天神社地にあり。力明神は石像にて覆屋なし。

荒香:祭神は手置帆負命彦狭知命なり。又手彦明神とも号す。工匠を司とる神なり。安永八年八月八日御大工棟梁溝口内匠か勧請なり。以下十三宇共に神明社の左右にあり。

牛頭天王:町分の鎮守なり。別に供免三段五畝の地を附す。例祭六月十五日神輿を船に乗て町中を渡す。

稲荷九:疱瘡神。淡島。大黒。水神。

智庸靈社:神主山城か祖父鈴木智庸社再建の功あり、故に此に祀と云。

弘祷靈社:是も神主鈴木弘祷を祀れり。

摂社真先稲荷社

神明社、東一町許を隔て別に一区をなせと神明除地の内なり。幣殿拝殿建続て頗る荘厳をなせり。社伝に拠に、昔千葉介平兼胤か家に傳へし神璽あり。此奇瑞により数の戦場に先懸の高名を得さることなし。其子季胤に至り神璽を常に膚に着ること恐ありとて、稲倉魂の神像を鋳させ戦場に出ることに草摺の内にこめしと云。天文年中千葉守胤石濱の城主たりし時、此地に宮柱を建かの神璽を祀り季胤か鋳させし像を前立として真先稲荷と崇祀ると云。其後往々祈願をなす者ありしか、延享の頃より殊に渇仰の輩多く、其頃一橋宗尹卿信仰ありて社頭を再建し祈願所とせられ、御子豊之助君(儀同三司冶済公御幼名)仙之助君疱瘡の時酒湯も当所より捧げしと云。今幣殿に掲たる鶴鷹の額は、宗尹卿浮田邊放鷹の時当社に祈念し鶴二羽まで得られし時、納られしものなりとなり。又将軍家いまた豊千代君と称し奉りし頃御参詣の時神符を捧け後御養君に立せ給ふに及ひて、御懐中の御守及ひ神符奉りしと云。此社前荒川の岸にて毎年夏越の祓をなす。其式京加茂の祓に異ならすと云。

社寶。白狐玉一顆。八形の鏡一面。(中略)

随身門。額殿。榎一株、稲荷社前にあり、神木なり、老樹にて大さ三囲許。

神主鈴木山城。京吉田家の配下なり、真光稲荷の側に住す、本社摂社共兼司れり。

石浜神社の基本情報

  • 名称:石浜神社 /(石濱神社)
  • 所在地:東京都荒川区南千住3ー28ー58
  • アクセス:【電車】JR常磐線、つくばエクスプレス、上野東京ライン、東京メトロ日比谷線「南千住駅」徒歩15分。
  • 駐車場:なし
  • 主催ホームページ:コチラ より

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