鉄砲洲稲荷神社 東京のパワースポット-京橋の総鎮守-イパネマおやじ

社殿

鉄砲洲稲荷神社(てっぽうずいなりじんじゃ)は、東京都中央区湊に鎮座する神社です。大ターミナルの東京駅周辺は、オフィス街の中に飲食店や商業施設が混在する都心のスポットです。その東京駅から、JR京葉線または東京メトロ日比谷線「八丁堀駅」徒歩5分。東京メトロ有楽町線「新富町駅」徒歩10分の場所にあります。築地(波除神社の氏子地域)を除く、湊、明石町、入船や歌舞伎座や新橋演舞場も当社の氏子となる京橋一帯の総鎮守です。

京橋という地名は、東海道の起点である日本橋から、「京」へ上る道中の一番目の橋だったことから名付けられたと云います。その橋は、現在の銀座一丁目と京橋三丁目の間を流れていた京橋川に架けられていました。(現在は存在しない)
現在は、東京メトロ銀座線の京橋駅を中心とした地域です。北側に日本橋、西側に八重洲、南側は銀座と隣接しています。八重洲や日本橋と共に東京駅周辺のオフィス街になっています。明治9年(1876)には京橋から新橋にかけて銀座のレンガ街が完成し、時代の先端をいくモダンな街へと発展していきます。明治11年(1878)に、東京府京橋区が制定され、京橋が地名として認識され始めました。
昭和2年(1927)には、地下鉄銀座線が開業し、徐々に延伸して京橋駅が開業しています。昭和22年(1947)になると、独立していた京橋区は隣接の日本橋区と合併し、現在の京橋区になっています。

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鉄砲洲稲荷神社

狛犬

境内の風景

力石

力石:

八幡神社

境内社:八幡神社

神楽殿

神楽殿:

富士塚

富士塚:

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 京橋の産土神

鉄砲洲稲荷神社の御祭神

稚産霊神

豊受比売神

宇迦之御魂神

鉄砲洲稲荷神社のご利益

豊作、渡航安全、旅行安全、商売繁盛

境内社:八幡神社、天満社、三輪社、浅間社、琴平神社、住吉社

備考

富士塚:富士信仰のために、富士山に参拝するのが困難でも、富士塚に登って富士を拝めば霊験あらたかとされた。

力石:力比べに使用された。区民有形民俗文化財に指定。

例大祭:5月2日~5日、本祭:3年に一度開催。

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鉄砲洲稲荷神社の由緒

鐵砲洲稲荷神社は平安時代初期の頃、日比谷入江の奥深いところにあった櫻田村の住民が、豊作を祈って祀ったのが始まりと云います。室道時代末期から始まり、江戸の町の発展に伴う埋め立てにより御遷座を繰り返し、新京橋から南八丁堀を経て、明治2年(1869)に現在の地に鎮座しています。江戸時代には、湊の入口にある航海安全の守護神として、船乗りたちの信仰を集めました。
例大祭は5月2日~5日の4日間、本祭は3年に一度開催されます。本祭の前日には、12基の宮神輿を氏子が担いで町内を渡御します。

当社のホームページ掲示による由緒:

鐵砲洲稲荷神社の「生成太神(いなりのおおかみ)」は、1554年に始まる足利義輝の治世に形成された京橋地区一帯の土地生成の産土神(うぶすなのかみ)です。
それよりさかのぼる841年、平安時代にこの地の住民がうち続く凶作に教えられるところがあって、自らの産土の国魂神を祀り、万有の命を生かしたまえる大御親神生成の大神として感謝し、日々の御守護を祈願したものです。
その後、埋め立てが進み現在の京橋あたりに御遷座になり、さらに1520年代末に氏子崇敬者の願いによって、新しい海岸であった今の新京橋へ遷座し八町堀稲荷神社と称しました。室町時代の末期のことであります。
徳川幕府が開かれいよいよ埋め立てが進み、寛永元年1624年、これまた氏子崇敬者の願いによってこの鐵砲洲に生成太神を御遷座申し上げ、それまであった八幡神社を摂社として今日の鐵砲洲稲荷神社の基礎を築きました。たび重なる海側への御遷座は、そもそも御鎮座の地に湊があったからです。
江戸時代に至っては、米・塩・酒・薪・炭を初めほとんどの消費物資は鐵砲洲の湊へ入ってきたため、鐵砲洲生成太神の名は船乗人の海上守護の神として全国に広まり、今なお「冬至開運祈願祭」に授与する「金銀富貴」の神礼は日本中の人々から拝戴されています。

中央区教育委員会の掲示による由緒

江戸時代の鉄砲洲稲荷神社は、点在の社地から100メートルほど北北東の位置(現在の湊一丁目8番付近)にありました。地理的には稲荷橋(現在の八丁堀地区と湊地区を結ぶ鉄砲洲通りに架けられていた橋)の南詰に位置し、東は大川(隅田川)に面する”鉄炮(砲)洲”と称される場所にありました。江戸湊に面した場所に鎮座する当社は、その立地から入津する諸国廻船の船乗りたちからも篤く信仰されてきました。
当時の情景は、江戸時代の地誌「江戸名所図会」の挿画や歌川広重の「名所江戸百景 鉄炮洲稲荷橋湊神社」にも描かれ、社付近には江戸へと入津する多くの廻船が見て取れます。「江戸名所図会」「湊稲荷の社」のくだりにも「此地八廻船入津の湊にして諸国の商船着くここに運ひ碇を下して此地の前にて積所の品を悉く問屋へ運送す 此故にや近世吉田屋より湊神社の号を贈らるる 当社は南北八丁堀の産土神なり」と記されています。

鉄砲洲稲荷神社の基本情報

  • 名称:鉄砲洲稲荷神社
  • 所在地:東京都中央区湊1ー6ー7
  • アクセス:【電車】JR京葉線・東京メトロ日比谷線「八丁堀駅」徒歩5分。東京メトロ有楽町線「新富町駅」徒歩10分。
  • 主催ホームページ:コチラ より

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