筑土八幡神社　東京のパワースポット-牛込東部の鎮守-イパネマおやじ

筑土八幡神社（つくどはちまんじんじゃ）は、東京都新宿区筑土八幡町にある神社です。JR線の飯田橋駅から早稲田通りを神楽坂に向かって，JR線の線路と牛込濠に架かる陸橋を渡りながら、幅広く伸びているお濠が美しい。さらに進むと、大きな道と交差して神楽坂下の交差点があります。なだらかな坂になっている道路を、上っていくと左右が神楽坂の商店街になっています。この坂を５分少し歩くと筑土八幡神社があります。
神楽坂周辺は、表通りから一歩裏へ入ると、細くて静かな路地がクネクネと伸びています。一般の住宅とレストランや料亭などが入り混じて点在しています。教育関係の施設やフランス関係の機関も多くあり外国の人々も多数住み着いている、和洋折衷とは少し異なる不思議な雰囲気の町です。

牛込東部の鎮守

筑土八幡神社の御祭神

応神天皇

神功皇后

仲哀天皇

筑土八幡神社のご利益

厄除

商売繁盛

家内安全

境内社 または遺跡（建造物など）

宮比神社：御祭神は宮比神（みやびのかみ）。大宮所守護の神。

例祭日：９月１５日

筑土八幡神社の由緒

創建の年代は不詳だが、嵯峨天皇の代（８０９～８２３）武蔵国豊島郡牛込の村に、熱心に八幡神を信仰する翁がおり、ご神託により松の樹を祀ったことに始まると云われる。その後、伝教大師が筑紫の宇佐の宮土をもとめて礎にして、神像を彫刻して祠に祀ったことから筑土八幡と称するようになったといわれています。

文明年間（１４６９～１４８６）、江戸の開拓に尽力した上杉朝興が当社を当地の氏神として再興、江戸の鎮護として篤く崇敬したといわれる。その後、江戸城は扇谷上杉家の所有するものとなり、上杉朝良が隠居城として用いた。上杉朝良が社伝に記されている上杉朝興の養父である。（尚、江戸城を築城した太田道灌の主君は、扇谷上杉家です）

当社の掲示による由緒：
筑土八幡神社
昔、嵯峨天皇の御代（今から約千二百年前）に武蔵国豊島郡牛込の里に大変熱心に八幡神社を信仰する翁がいた。ある時、翁の夢の中に神霊が現われて、「われ、汝が信心に感じ跡をたれん。」と言われたので、翁は不思議に思って、目をさますとすぐに身を清めて拝もうと井戸のそばへ行ったところ、かたわらの一本の松の樹の上に細長い旗のような美しい雲がたなびいて、雲の中から白鳩が現われて松の梢にとまった。翁はこのことを里人に語り神霊の現われたもうたことを知り、すぐに注連縄をゆいまわして、その松を祀った。その後、伝教大師がこの地を訪れた時、この由を聞いて、神像を彫刻して祠に祀った。その時に筑紫の宇佐の宮土をもとめて礎としたので、筑土八幡神社と名づけた。
さらにその後、文明年間（今から約五百年前）に江戸の開拓にあたった上杉朝興が社壇を修飾して、この地の産土神とし、また江戸鎮護の神と仰いだ。
現在、境内地は約二千二百平方米あり、昭和二十年の戦災で焼失した社殿も、昭和三十八年氏子の人々が浄財を集めて、熊谷組によって再建され、筑土八幡町、津久戸町、東五軒町、新小川町、下宮比町、揚場町、神楽河岸、神楽坂四丁目、神楽坂五丁目、白銀町、袋町、岩戸町の産土神として人々の尊崇を集めている。

東京都神社名鑑による由緒：
嵯峨天皇の御代に武蔵国豊嶋郡牛込の里に、たいへん熱心に八幡神を信仰する翁がいた。ある時、翁の夢の中に神霊が現われて、「われ、汝が信心に感じ跡をたれん」といわれたので、翁は不思議に思って、目をさますと、すぐに身を清めて拝もうと井戸のそばに行ったところ、かたわらの一本の松の樹の上に、細長い旗のような美しい雲がたなびいて、雲の中から白鳩が現われて松の梢にとまった。翁はこのことを里人に語り、神霊の現われ給うことを知り、すぐに注連縄をゆいまわして、その松を祀った。その後、伝教大師がこの地を訪れた時、この由を聞いて、神像を彫刻して祠に祀った。その時に、筑紫の宇佐の宮土をもとめて礎としたので、筑土八幡神社と名づけた。さらにその後、文明年間（一四六九-八七）に江戸の開拓にあたった上杉朝興が社壇を修飾して、この地の産土神とし、また江戸鎮護の神と仰いだ。