五篠天神社 東京のパワースポット-医薬祖神を祀る-イパネマおやじ

五篠天神社(ごじょうてんじんじゃ)は、東京都台東区上野公園に鎮座する神社です。上野公園内にあり、不忍池側から忍坂へ入る道が表参道になります。参道を進むと、当社の兼務社でもある花園稲荷神社の鳥居があります。境内社ではなく、独立した法人格なので鳥居と参道も個別になっています。

当社が鎮座する上野の街は、上野公園を中心に文化芸術に関連する施設や史跡が点在しています。古き江戸の名残を伝える下町とが交差する街で、北の玄関口として栄えてきました。時代の流れとともに、上野駅が北の玄関口から西への通過駅に変遷もしてきました。

上野の風景

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五條天神社

兼務社の花園稲荷神社

花園稲荷神社の鳥居:当社の兼務社であるが二社ともに並び立つ形で鎮座

拝殿

五條天神社拝殿:

神楽殿

五條天神社神楽殿:

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 病気平癒・健康祈願の医薬祖神を祀る

五篠天神社の御祭神

大己貴命(おおなむちのみこと)

小彦名命(すくなびこなのみこと)

相殿

菅原道真公(すがわらみちざねこう)

五篠天神社のご利益

病気平癒:

学業成就:

歌・芸能:

備考:隣接する花園稲荷神社は当社の兼務社だが独立した法人格です。

例大祭:5月25日

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五篠天神社の由緒

当社の掲示による由緒

景行天皇の御代(110年頃)、日本武尊が東夷征伐の為に上野忍ヶ岡を御通行の際、薬祖二柱に御加護をいただいた事に感謝し、茲に両神をお祀りなされましたのがご創祀であります。堯恵法師の北国紀行に「正月の末武蔵野のさかい忍ケ岡を優遊しはべり鎮座の社五條天神と申しはべり」云々として記され、この正月は室町時代(文明十八年)とされております。

大己貴命は大国主命とも称され、須佐之男命の御子で「いなばの白兎」「大国様と白ねずみ」等、神話や童話で知られている神様です。少彦名命は、神産日神の御子で、蛾の皮の着物に豆の実のさやを舟にして出雲の国に御到着されます。ここで大己貴命と兄弟の縁を結び初めて国民に薬の術と病を癒す方法、又お酒の作り方等もお教えになり、国土の開発に力を尽くされた神様です。

相殿にお祀りしてあります菅原道真公は、江戸初期寛永十八年に合祀されました。(相殿とは、後から合祀されることです。)社地は寛永寺の境内拡張により、当時の神職瀬川家の屋敷内に、大正に至る迄遷座されましたが、昭和三年に現地に遷座されました。

当社は古くから「天の神」を祀ることにより「五條天神」と呼ばれ、薬祖神としての尊崇が篤く、平成二十二年五月、ご創祀より壱千九百年の記念大祭が斎行された、東都有数の古社であります。

東京都神社名鑑による由緒

第12代景行天皇の御代、日本武尊が東夷征伐のため、上野忍が岡をお通りになられた時、薬祖神二柱の大神に難儀を救われたことを感謝し、ここに二柱の大神を祀られた。相殿の菅公は、社名が五條天神といわれたことから、寛永十八年(1641)に合祀されたともいい、また神職瀬川家が代々連歌師であって、歌道の祖として庭内に祀られていた社を合祀したともいう、社地は天神山にあったが、寛永寺が創られるにあたり、神職瀬川邸に遷り、震災のあと、現地に昭和三年九月遷座された。

五篠天神社の基本情報

  • 名称:五篠天神社
  • 所在地:東京都台東区上野公園4ー17
  • アクセス:【電車】JR線「上野駅」徒歩5分。東京メトロ日比谷線・銀座線「上野駅」徒歩3分。京成線「京成上野駅」徒歩3分。
  • 主催ホームページ(東京都神社庁):コチラ より

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