高尾山薬王院 東京のパワースポット-天狗信仰の寺院-イパネマおやじ
- 高尾山薬王院は、東京都八王子市高尾町にある寺院です。京王線高尾山口駅を降りて、数分歩くとケーブルカーまたはリフト乗り場のある清滝駅広場に到着です。もちろん、ここが各登山道コースの出発点でもあります。登山道というと険しく急なコースを連想しますが、難易度はハイキングと登山の中間というイメージでしょうね。
- 登山と薬王院への参拝ともに叶えられる首都圏有数の人気行楽地でもあります。
最寄りの京王線高尾山口駅:隣接する京王高尾山温泉
不動院:登山口の清滝駅広場に右手にある
浄心門:門の先からが薬王院の境内
四天王門:境内を護る楼門
仁王門:門をくぐると本堂がある
大本堂:薬王院の中心道場。中央に護摩壇があり御護摩祈祷が行われる
飯縄権現堂:本社への階段。大本堂と共に薬王院の中心となる本社。神仏習合の霊場なので、お寺の中に神社や鳥居がある。
飯縄権現堂:大本堂と共に薬王院の中心となる本社
飯縄権現堂の前で小天狗と大天狗が護っている:
高尾山山頂からの展望:少し曇っていたが前方に富士山が望める
神仏習合の修験霊場
高尾山薬王院の御本尊
薬師如来
飯縄権現(いづなごんげん)
高尾山薬王院のご利益
勝運・出世運アップ
災厄除け
健康運・活力アップ
境内社 または遺跡(建造物など)
神変堂、大師堂、天狗社、福徳稲荷社、不動堂(奥の院)、浅間神社、聖天堂、仏舎利泰安塔、愛染堂、たこ杉
勝運と出世運のパワースポット
高尾山薬王院の由緒
- 高尾山薬王院有喜寺は、川崎大師、成田山新勝寺と並び、真言宗智山派の関東三大本山の一つです。世界で最も登山者数が多く、ギネスブックにも掲載される程多くの人々が、登山に訪れる高尾山の中腹にあります。
- 天平16年(744)桓武天皇の勅令により、奈良東大寺を建立した行基僧正が、東国鎮護を祈願して開山したのが始まりとされます。当初は、薬師如来を御本尊としていましたが、その後、カラス天狗姿の飯縄権現を守護神として祀り、神仏習合の修験霊場として多くの人々の崇敬を集めてきました。天狗信仰の寺として知られ、飯縄権現の一門である天狗様は神通力を持ち、その力で願いを叶えてくれると云われています。
- 薬王院の掲示による由緒:
- 正式名称「高尾山薬王院有喜寺」は今から1260余年前の天平16年(744)に、聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、高僧行基菩薩により開山されました。薬王院の名は創建当初、薬師如来をご本尊とした事に由来します。現在は真言宗智山派の大本山として「成田山新勝寺」「川崎大師平間寺」「高尾山薬王院」が三大本山として知られております。
- 南北朝時代の永和年間(1375)には京都醍醐山より俊源大徳が入山し八千枚の護摩供養秘法の後、今のご本尊「飯縄大権現(いづなだいごんげん)」を奉祀し中興されました。戦国期、飯縄大権現は戦国武将の守護神として崇敬され、上杉謙信や武田信玄の兜表にも奉られ、また北条家の手厚い保護も受け江戸期に入ると徳川家(特に紀州家)との仏縁により隆盛をむかえます。
- 古来、高尾山は修験道のお山といわれております。修験道を修める人のことを山に臥し野に臥しながら修行することから「山伏」と呼ぶようになりました。高尾山には、今もなお「琵琶滝」と「蛇滝」の二つの滝を擁し、滝修業の道場として、一般の方にも門戸を開いております。
- 新編武蔵風土記稿による由緒:
- (上椚田村)飯綱権現社
- 山頂に鎮座す、縁起を案するに永和年間有喜寺中興沙門俊源、この神を勸請して一山の鎮とす、是よりして世々座せり、神體は白狐に乗たる像にて、長二尺ばかり、往古異人の彫刻する所なりとて、移して開扉することなしと云、本社九尺四方、南向なり、脇障子高欄付、二重垂木、二手先造、外羽目通、惣彫彩色、内陣扉前九尺四方、その前階八級ありて幣殿に至る、幣殿は大さ五間に三間、格天井繪畫あり、左右に燈窓を設く、拝殿六間半に三間半、出し組二重垂木造、此所も格天井にて畫あり、惣丹塗、向拝長二間半に脇九尺、雲龍の彫もの橡に高欄を設け、向拝に鰐口をかく、本社幣殿の廻りに瑞籬あり、東西五間、北裏六間、丹塗上の欄間花鳥の彫物彩色を加て、屋根は銅瓦にて其餘は板葺なり、年々三月廿一日祭事あり、これを御影供と號す、翌る廿二日大盤若を轉讀す、この二日遠近の人頗群衆す。・・・続く
登山者数世界一の高尾山の中腹にある
高尾山薬王院の基本情報
- 名称:高尾山 / 薬王院 / 有喜寺 / 真言宗智山派
- 所在地:東京都八王子市高尾町249ー1
- アクセス:【電車】京王線「高尾山口駅」より徒歩3分。高尾登山電鉄ケーブルカー「清滝駅」から「高尾山駅」まで下車後徒歩20分。または、エコーリフト「山麓駅」から「山上駅」まで下車後徒歩30分。
- 駐車場:有り
- 主催ホームページ:コチラ より