目黒不動龍泉寺（目黒不動尊）　東京のパワースポット-日本三大不動の一つ-イパネマおやじ

目黒不動尊は都内目黒区にあり、最寄り駅の東急線不動前駅は、目黒線を始め、JR山手線や都営三田線、東京メトロ南北線が乗り入れる目黒駅から一駅の好立地にあります。人気の街として有名な、武蔵小杉や武蔵小山も目黒線沿線です。
目黒不動尊は、不動前駅から徒歩１０数分の場所にあります。私が不動前に行ったのは、仕事の取引先の会社があり２０数年前に行ったこどがあります。当時は、周辺全体が住宅街で落ち着いた街並みだった印象がありました。現在は、駅前には不動前駅通り商店街や飲食店などが立ち並んでいます。さらに東急ストアやマルエツなどもあり、深夜まで営業している店舗もあり賑わいのある街です。

目黒不動龍泉寺は、木原不動尊（熊本県）、成田不動尊（千葉県）と共に日本三大不動の一つです。平安時代に創建された歴史ある寺院で、正式名称は天台宗泰叡山龍泉寺といいます。祀られている御本尊の不動明王は、１２年に一度酉年に御開帳される秘仏です。境内には、御本尊の不動明王や多くの仏様、仏堂などがあります。関東最古の不動霊場で関東有数のパワースポットの一つとして人気があります。

仁王門：楼門造りの山門

本堂：不動明王像が安置されている

阿弥陀堂：龍泉寺の本坊

子守延命地蔵尊：

前不動堂：左右に十二天の像が安置されている

恵比寿さま

観音堂：聖観音・千手観音・十一面観音が祀られている

虚空蔵菩薩：知恵の菩薩。知恵を授けてくれるといわれる

地蔵堂：閻魔王・葬頭河の婆が祀られている

石像：無事カエル

愛染明王：縁結びのご利益

独鈷の滝：池の中に水かけ不動明王が祀られている

日本三大不動といわれる

目黒不動龍泉寺の御本尊

目黒不動明王：十二年に一度酉年に御開帳される

目黒不動龍泉寺のご利益

家内安全、商売繁盛、病気平癒、交通安全、厄除け

境内の建造物

水かけ不動明王：独鈷の滝があり、開山以来千年以上枯れずに流れる霊水の前に鎮座している。
愛染明王像：縁結びのご利益があるといわれる。良縁成就を願い、男性は右側、女性は左側からお参りする。
前不動堂：不動明王三尊が安置されている。
阿弥陀堂：龍泉寺の本坊。阿弥陀三尊（観音・勢至・阿弥陀）が祀られています。
観音堂：江戸三十三観音霊場の結願札所。慈悲の仏様で、聖観音、千手観音、十一面観音の三観音が祀られている。

目黒不動龍泉寺の由緒

目黒不動尊は、平安時代の大同３年（８０８）に慈覚大師が開いた天台宗の寺院で、日本三大不動尊の一つです。貞観２年（８６０）には、清和天皇より「泰叡」の勅額を賜り、それより「泰叡山」と号する。江戸時代の寛永年間、徳川家家光公の帰依を受け、堂塔伽藍が復興されました。家光公が目黒で鷹狩りをした際、愛鷹が行方しれずになった際に、当不動尊に祈願をすると、たちまち鷹が戻ってきたといわれます。
徳川家康の忠臣ブレーンだった天海僧正の遺言により、徳川三代将軍家光が江戸を守るため鬼門の方位に、江戸府内から五箇所の不動尊を選び安置して、天下泰平を祈願したことに由来するとされている。徳川家光の帰依により堂塔伽藍の造営が行われ、以来幕府の手厚い保護を受けました。
江戸五色不動の一つであり、更に江戸時代後期に富くじが行われるようになり、湯島天神、谷中感応寺（現天王寺）と共に「江戸の三富」として人気がありました。江戸近郊の人々の信仰を集めると共に、有名な行楽地となり門前町として大いに賑わいました。

備考

関東三十六不動巡礼の第１８番札所：南関東地方の３６個所の不動尊像を巡礼する札所。
江戸五色不動：江戸時代、江戸市中から郊外へ向かう主要街道の起点となる６ケ所に安置された不動明王像。
江戸三十三観音霊場：寛永１８年（１６４１）から元禄１１年（１７０３）に開創された江戸三十三個所霊場を基に、昭和になってから東京都内の寺院３３箇所と番外１箇所を加えた観音札所。
東京三十三観音霊場３番：関東大震災の被災者を慰霊するために創始。現在は霊場としては廃止されている。
山手七福神の恵比寿神：目黒区下目黒、港区白金台にある６寺院から構成される七福神巡り。